読書日記

老い先も短いので、元々好きだった本をまた読み始めました。

「事業仕分け」の力

事業仕分け」の力

枝野幸男 著

集英社新書

 

「事業仕分け」の力 (集英社新書 540A)

「事業仕分け」の力 (集英社新書 540A)

 

 

政治家を評論している本は多いのですが

政治家が自分で書いた本というのはめずらしいと

思ったので読んでみました。

事業仕分けというと蓮舫氏の「2位じゃダメなんですか?」が

あまりに有名で、蓮舫氏はずいぶん叩かれたし

自分も憤慨したものです。ただ

「これ。単に聞いただけで

 なぜ官僚は明確な答えが出せないだろう?」

という大きな疑問もありましたが、

この本では、その答えが明確に提示されていました。

 

また。この本には書かれていませんが

私の大好きな「はやぶさⅡ号」は結果的に

予算を減らされたわけですが、

事業仕分けによって、予算の使われ方を

一般の国民が見ることができ、一般の国民が

はやぶさにもっと予算をあげてください」と言える

システムだったことに驚きました。

知らなかった。

 

結果論としては、2018年1月現在

スパコンの開発会社の社長が補助金詐欺で逮捕され

はやぶさⅡは順調に飛行を続け

今年中には、小惑星竜宮に到達する見込みと言われています。

 

枝野氏というのはよくわからない政治家なのですが

ゆえによく観察するべき政治家ではないかと思いました。

 

 

もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら

岩崎夏海 著

 ダイヤモンド社

 

 

宣伝先行の

ビジネス書という印象を持っていたのですが

たいへん面白いライトノベルで、

語り口も軽妙でサクサク読めました。

ハンカチも必要でした。

 

巻末にドラッガーの「マネジメント」が紹介されているのも

親切で、中学生や、気の早い小学生への経営学の入門書にも

よろしいかと思います。

 

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

 

 

 

毒になる親

毒になる親

スーザン・フォワード(著

玉置 浩(訳

講談社α文庫

 

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

 

 

 

以下のブログや動画を見て、興味が湧いたので

読んでみました。

readman.jp

youtu.be

前半は毒親とはどういうものか?という分類

後半は毒親によって傷つけられた心をどう癒していくのか

そして、毒親の連鎖を断ち切って行こう

という内容です。

 

私は毒親に育てられたという認識はなかったのですが

読後泣いてしまいました。

 

そして、文化の違うはずの外国の方が

全く同じ悩みを抱えている事に驚きました。

 

また、自分と娘の関係を今一度

見つめ直さなければいけないとも感じました。

 

私にとって何度も読み返す必要のある一冊です。

 

 

 

 

結婚して25年。2人の子供も独立しました。

無類の読書好きだったのに、少々の漫画を読む以外は

すっかり読書から離れてしまっていたので

一月万冊に会ったのも

そろそろ、自分の人生にもう一度向き合うべき時なのかもしれません。

 

readman.jp

 2018年2月3日、4日

新宿の紀伊国屋ホールで万冊祭というイベントがあるそうです。

興味のある方は是非

 

 

readman.jp

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