読書日記

老い先も短いので、元々好きだった本をまた読み始めました。

金田一家、日本語百年のひみつ

金田一家、日本語百年のひみつ

金田一 秀穂 著

朝日新書

金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書)
 

国語辞典を見ると必ず名前の出てると言っていい

金田一家の三代目

金田一秀穂教授のエッセイです。

 

ご自身の受け持つ生徒さんに向ける

温かいまなざしや

金田一家に産まれてしまった

重圧と誇り

そして、それに対する

忌憚なき意見など、濃ゆすぎて読むのは大変です。

 

最も興味深かったのは

春彦先生も、秀穂先生も

出発点は「外国人に日本語を教える日本語の先生」だった

という意外な経歴でした。

日本語の先生というと、私の最近読んだマンガで

日本人の知らない日本語」というのが

とってもとっても面白かったので、紹介しておこうと思います。 

それと、京助先生のアイヌ語研究の為尽力した

薄幸の天才少女

知里幸恵さんの残した日記が青空文庫で読めるそうなので

リンクしておきます。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000276/card46482.html

 

 

ちなみに。

金田一耕助は、横溝正史の作中の架空の人物なので

まったく関係ありません。