読書日記

老い先も短いので、元々好きだった本をまた読み始めました。

1月のまとめ

1月に読んだ本は8冊

マンガも読んだので、それを含めると18冊です。

 

ところで、昨日は皆既月食でしたが、

あいにく、お天気の具合が悪くって

ライブ配信で楽しみました。

世界中のみんなが見ていて

それも面白かったです。

 

 

readman.jp

2月3日。4日は

新宿紀伊国屋ホールで万冊祭です。

 

 

一日江戸人

一日江戸人

杉浦 日向子 著

新潮文庫

 

一日江戸人 (新潮文庫)

一日江戸人 (新潮文庫)

 

杉浦日向子さんに案内されて

江戸を遊ぶ一冊

杉浦先生は「ちょっと世界一周をしてきます」と言って

旅立たれてしまいました。

 

もうちょっと、色々お話を聞きたかった

読者をしり目に

のんびりと

物見遊山を楽しんでおられるのでしょう。

 

 

金田一家、日本語百年のひみつ

金田一家、日本語百年のひみつ

金田一 秀穂 著

朝日新書

金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書)
 

国語辞典を見ると必ず名前の出てると言っていい

金田一家の三代目

金田一秀穂教授のエッセイです。

 

ご自身の受け持つ生徒さんに向ける

温かいまなざしや

金田一家に産まれてしまった

重圧と誇り

そして、それに対する

忌憚なき意見など、濃ゆすぎて読むのは大変です。

 

最も興味深かったのは

春彦先生も、秀穂先生も

出発点は「外国人に日本語を教える日本語の先生」だった

という意外な経歴でした。

日本語の先生というと、私の最近読んだマンガで

日本人の知らない日本語」というのが

とってもとっても面白かったので、紹介しておこうと思います。 

それと、京助先生のアイヌ語研究の為尽力した

薄幸の天才少女

知里幸恵さんの残した日記が青空文庫で読めるそうなので

リンクしておきます。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000276/card46482.html

 

 

ちなみに。

金田一耕助は、横溝正史の作中の架空の人物なので

まったく関係ありません。

 

 

脳を知りたい!

脳を知りたい!

野村 進 著

講談社α文庫

 

脳を知りたい! (講談社文庫)

脳を知りたい! (講談社文庫)

 

 

医学とは専門外のノンフィクションライターの

ルポルタージュなので、よくかみ砕かれており

わかりやすく、なおかつ面白かったです。

 

  1. 脳と早期教育
  2. 脳とうつ病
  3. 脳と環境ホルモン
  4. 脳と睡眠
  5. 脳と視覚
  6. 脳と言葉
  7. 脳とアルツハイマー
  8. 脳と意識

 エピローグ:養老孟司教授との対話

 解説:茂木健一郎

 

という、なかなかの豪華版です。

本の内容としては、やはり

「脳と言葉」「脳とアルツハイマー」が

小説で言うところの、クライマックス。

起承転結の『転』。

大変興味深く読めましたが

個人的興味としては、やはり「脳と早期教育」でした。

 

本の結論としては、運動と音楽に関しては

早期教育は効果がある。

それ以外は、効果があるのかないのかよくわからん

ということでした。

 

自分も自分の子供に早期教育をすべきと思っていたのに

誤って(笑)、保坂展人氏の

「ちょっと待って!早期教育」を読んでしまい

結局、何もしないまま

(ピアノとそろばん塾には行かせたけど)

だらだらと、大きくしてしまったけど、

まあ、なんとかなったので、何とかなるものだと

思ったのでした。

 

保坂氏もその後、衆議院議員になり、

現在は東京都の世田谷区長に転身されてますね。

 

ちょっと待って!早期教育

ちょっと待って!早期教育

 

 

 

床ずれ博士の在宅介護

床ずれ博士の在宅介護

大浦武彦 著

朝日新書 

 

 

 自分の中では床ずれは治る病気だったので

こんなに難しい症状だったとは

考えていませんでした。

 

この本では、

  • 床ずれの起こる法則
  • 床ずれの治療の現実
  • 在宅介護の現実

の3つの骨子が、様々な例をあげて紹介されています。

あまり厚くない本ですが

大変な情報量がつまっています。

 

特に、アルツハイマーの在宅介護の家族の一例では

介護している方の観察眼と、思いやりと、知性に

ハンカチが必要でした。

 

また、自分の祖母も最期は

ホスピスで息を引き取りましたが

大変まれな例という事も知りました。

ご尽力をいただいた、看護師さん

リハビリの先生。ケアマネージャーさん。

そして、担当だった先生方に、この場を借りて

ありがとうを言いたいです。

そして、なにより老々介護をがんばった母も

ほめてあげたい。

 

個々の問題が一つ一つ違っていて、

法整備も後手後手になりがちで

マンパワーの不足などもあり

対費用効果や

家族にかかる負担が、むしろ以前より

(曾祖父や、大叔父が亡くなった時より)増している感のある

介護ですが、知恵と勇気で乗り切るしかないと思いました。

 

読んでおいてよかった一冊です。

 

 

仕組まれたアメリカ解体の真実

ベンジャミン・フルフォード 著

KKベストセラーズ

 

仕組まれたアメリカ解体の真実

仕組まれたアメリカ解体の真実

 

 

先に申し上げておくと

2009年発行で、しかも予想は結構外れてます。

民主党は一度は政権を取りましたが

現在では、解体してしまい、

自民党は分裂してません。

 

2009年にトランプ大統領誕生を予想とかは

誰もできなかったかもしれませんが。

 

株をやってる人とかは鵜呑みにしない方が

いいでしょうが

それを補って余りあるほど

簡潔で緊張感に満ちた文章に魅了されます。