2月に読んだ本は0冊
3月はがんばります
一日江戸人
一日江戸人
杉浦 日向子 著
杉浦日向子さんに案内されて
江戸を遊ぶ一冊
杉浦先生は「ちょっと世界一周をしてきます」と言って
旅立たれてしまいました。
もうちょっと、色々お話を聞きたかった
読者をしり目に
のんびりと
物見遊山を楽しんでおられるのでしょう。
金田一家、日本語百年のひみつ
金田一家、日本語百年のひみつ
金田一 秀穂 著
国語辞典を見ると必ず名前の出てると言っていい
金田一家の三代目
金田一秀穂教授のエッセイです。
ご自身の受け持つ生徒さんに向ける
温かいまなざしや
金田一家に産まれてしまった
重圧と誇り
そして、それに対する
忌憚なき意見など、濃ゆすぎて読むのは大変です。
最も興味深かったのは
春彦先生も、秀穂先生も
出発点は「外国人に日本語を教える日本語の先生」だった
という意外な経歴でした。
日本語の先生というと、私の最近読んだマンガで
「日本人の知らない日本語」というのが
とってもとっても面白かったので、紹介しておこうと思います。
日本人の知らない日本語 なるほど?×爆笑!の日本語“再発見”コミックエッセイ
- 作者: 蛇蔵&海野凪子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2012/09/21
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
それと、京助先生のアイヌ語研究の為尽力した
薄幸の天才少女
リンクしておきます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000276/card46482.html
ちなみに。
まったく関係ありません。
脳を知りたい!
脳を知りたい!
野村 進 著
講談社α文庫
医学とは専門外のノンフィクションライターの
ルポルタージュなので、よくかみ砕かれており
わかりやすく、なおかつ面白かったです。
エピローグ:養老孟司教授との対話
解説:茂木健一郎
という、なかなかの豪華版です。
本の内容としては、やはり
「脳と言葉」「脳とアルツハイマー」が
小説で言うところの、クライマックス。
起承転結の『転』。
大変興味深く読めましたが
個人的興味としては、やはり「脳と早期教育」でした。
本の結論としては、運動と音楽に関しては
早期教育は効果がある。
それ以外は、効果があるのかないのかよくわからん
ということでした。
自分も自分の子供に早期教育をすべきと思っていたのに
誤って(笑)、保坂展人氏の
「ちょっと待って!早期教育」を読んでしまい
結局、何もしないまま
(ピアノとそろばん塾には行かせたけど)
だらだらと、大きくしてしまったけど、
まあ、なんとかなったので、何とかなるものだと
思ったのでした。
保坂氏もその後、衆議院議員になり、
現在は東京都の世田谷区長に転身されてますね。
床ずれ博士の在宅介護
床ずれ博士の在宅介護
大浦武彦 著
【中古】 床ずれ博士の在宅介護 朝日新書/大浦武彦【著】 【中古】afb
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 社会 > 高齢化・社会保障
- ショップ: ブックオフオンライン楽天市場店
- 価格: 198円
こんなに難しい症状だったとは
考えていませんでした。
この本では、
- 床ずれの起こる法則
- 床ずれの治療の現実
- 在宅介護の現実
の3つの骨子が、様々な例をあげて紹介されています。
あまり厚くない本ですが
大変な情報量がつまっています。
特に、アルツハイマーの在宅介護の家族の一例では
介護している方の観察眼と、思いやりと、知性に
ハンカチが必要でした。
また、自分の祖母も最期は
ホスピスで息を引き取りましたが
大変まれな例という事も知りました。
ご尽力をいただいた、看護師さん
リハビリの先生。ケアマネージャーさん。
そして、担当だった先生方に、この場を借りて
ありがとうを言いたいです。
そして、なにより老々介護をがんばった母も
ほめてあげたい。
個々の問題が一つ一つ違っていて、
法整備も後手後手になりがちで
マンパワーの不足などもあり
対費用効果や
家族にかかる負担が、むしろ以前より
(曾祖父や、大叔父が亡くなった時より)増している感のある
介護ですが、知恵と勇気で乗り切るしかないと思いました。
読んでおいてよかった一冊です。
仕組まれたアメリカ解体の真実
KKベストセラーズ
先に申し上げておくと
2009年発行で、しかも予想は結構外れてます。
民主党は一度は政権を取りましたが
現在では、解体してしまい、
自民党は分裂してません。
2009年にトランプ大統領誕生を予想とかは
誰もできなかったかもしれませんが。
株をやってる人とかは鵜呑みにしない方が
いいでしょうが
それを補って余りあるほど
簡潔で緊張感に満ちた文章に魅了されます。